“超王道展開…だが、それが良い!”『装神少女まとい』

「私は普通に暮らしたいのに!
はい!その夢すべて消えたー!!」

キラキラ可愛い魔法少女アニメかと思えばとんでもない。
中身は超がつくほどの王道アニメでした。

マンネリ?よく見た展開?

揚げ物といえばから揚げ、寿司といえば鮪!
カレー、ハンバーグ、とんかつ!!

みんな大好き!だから王道なのです!

舌が肥えた、もとい目の肥えたあなたにこそ見て欲しい!

そんな作品が”装神少女まとい”なのです!

©BOWI/まとい制作委員会
画像:公式Twitterより引用

 

 

■こんな人にオススメ

★超王道展開に熱くなりたい方
★ごちゃごちゃとした話よりシンプルな物語が好きな方
★家族の絆と愛を感じたい方
★可愛いキャラクターが好きな方
★小刻みなテンポの良いギャグが好きな方
★アニメを純粋に楽しみたい方

 

■推しどころ!

<超王道展開>

そう!
超王道展開!!
この一言に尽きるのです!!!

・ある日突然、異能の力を得る
・なし崩しにいくつもの事件に巻き込まれる
・ライバルキャラの登場
・ライバルキャラの戦う理由と主人公との和解
・主人公が抱える因縁
・主人公の願いと力の覚醒
・友情、そして家族の愛
・迎える大団円

箇条書きにしてみましたが、これでもかという王道パターン…
「もの足りないんじゃないの?」と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まったくそんなことはありません!

逆に、物語の展開としては変な雑味や無駄な演出もないので、変なストレスを感じることなくサクッと観れると思います。

むしろ!
『装神少女まとい』はたった1クール全12話という中で、見事に物語がまとめ上げられています。
本作を視聴した後、当然ストーリー自体にも感動をしましたが、この物語の簡潔さにも驚かされました。

これには制作スタッフの皆さん、そして脚本の黒田洋介さんにただただ脱帽です…

アニメ本来の面白さ、エンターテイメント性といったものが、短い時間にギュッと詰まっている作品です。
そういった意味でも、『装神少女まとい』は”アニメ”として、純粋な気持ちで観ることができる作品だと思います♪

また、作品のテーマもとても良いと思いました。

個人的には、キーワードとして”願い”と”家族”を挙げたいと思います。
この2つをベースに、主人公が成長していく様、そしてキャラクターそれぞれの想いなど、作品を通して得られるものは大きいと思います。

ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが…
僕は主人公の父親が非常に印象的で、クライマックスへ向かうシーンではついもらい泣きをしてしまいました…

そんな風に、キャラクターやストーリーに引き込まれる部分も多くありますので、是非たくさんの方にこの作品を観ていただけたらなと思います!

 

■作品紹介

<あらすじ>

主人公の”まとい”は中学2年生。
友達と明るく笑い合う彼女は、一見ごく普通の女の子だ。

そんな彼女の夢は父親、そして行方不明になっている母親と、平凡でもいいから一緒に暮らすこと。

-そう、彼女の”願い”はたったそれだけだった。

ある日彼女は、お世話になっている神社で不思議な事件に巻き込まれる。

学校からの帰宅中だったまといと友達の”ゆま”は、神社からの悲鳴を聞きつける。
駆けつけてみると、そこでは何かに取りつかれたように暴れまわる男が、あたりを破壊していたのだった。

警察官である父親の制止も軽々と振りほどき、そのまま吹き飛ばしてしまうほどの怪力。

男がゆっくりと、まといとゆまに近づいてくる…
ピンチに陥る二人。

その時、まといは願う。

「私は特別じゃなくていいから、ごく普通で、当たり前の-」

© BOWI/まとい制作委員会『装神少女まとい』 第01話より

その瞬間、突如として光に包まれるまとい。

光が収まると、そこには、先ほどまでとは全く違う容姿となったまといの姿が。

偶然にも”神懸かりの儀”を行ってしまったまといは、”退魔少女”へと変身してしまったのだ。

何が起こったのか、わけがわからず驚くまとい。
そんな中、男は攻撃を仕掛けてくるが、逆にまといは、退魔少女の力で男に取りついた悪霊を祓ってしまう。

-そして、普通を願った少女は叫ぶ…

「あぁ神様、もう私、普通じゃありませーーーーん!!」

© BOWI/まとい制作委員会『装神少女まとい』 第01話より

こうして、まといの穏やかな日常は、儚く脆く崩れ去ってしまうのだった。
 

<まといの”願い”>
本作では”願い”というキーワードが非常に重要となっています。

主人公のまといは突然退魔少女としての力を得ます。
そして、様々な事件に巻き込まれながら、自分の力や家族にまつわる因縁を知っていきます。

そういったものを乗り越え、徐々に成長してく主人公ですが、それでも彼女は常に願っていました。

“普通でありたい”と。

確かに主人公は退魔少女として強い力を持っていました。
色んな経験を積み、その能力を覚醒させていきました。

ですが、その強さの根幹は”普通でありたい”というありふれた願いです。
誰でも持っているようなささやかな願いですが、主人公がこの”願い”に懸ける想いは他人の想像を超えるものでした。

そんな”願い”を想い続けた、そんな主人公だからこそ、運命に立ち向かっていく姿にとても心を打たれます。

鑑賞の際は是非、まといの”願い”や”想い”を想像しながら観ていただけると、よりいっそう本作を楽しめると思います。
 

<家族の愛>
第01話時点から、まといは自分の父親のことを”しんご君”と呼びます。
そして、父親はまといに対して、どこかたどたどしい接し方をしています。

お互いの関係性に何かあるんだな、と察せるのが、この作品における家族関係のスタートです。

どうしてこういった状況になっているのかは、当然物語の中で語られるので詳細は省きます。

ですが、ネタバレにならない程度に書くとすれば、”お互いに家族を大事に想っている”ということです。

『推しどころ!』でも書きましたが、
僕は父親の家族に対する想いに特に感情移入してしまいました。

当然、想像の域を出ることはできませんが…
それでも、彼の立場に立って考えた時に、他人事のようには思えなくなってしまう自分がいました。
 

<キャラクターの可愛さ>
さて、込み入った話はこれくらいにして、作品紹介の最後にはキャラクターの可愛さを語りたいと思います!

本作のキャラクターは非常に可愛らしく描かれています。

そもそもにキャラデザが素晴らしい…
本編中ではコミカルな演出もありましたが、それも生かせるキャラデザ・作画となっていました。
それでいて、エンディングのイラスト等では非常にきれいでふつくしい…

また、キャラクターそれぞれに個性もあって、作中の会話劇を観ているだけでもかなり楽しめます。
特に主人公の友達である”ゆま”は作中屈指のムードメーカーで、本作の盛り上げ役といったところでしょうか。

これぐらいなら…というところで。
第06話に至っては、ゆまによるOPジャックが入ります!笑
アニメを見るときはOPを飛ばす、という方も第06話だけは観てください!お願いします!

 

■最後に

超王道展開を前面に押し出した紹介でしたが、いかがだったでしょうか。
別に書くことがないからそんな触れ込みにしたのではない、ということが『作品紹介』で伝わってくれていれば良いのですが…笑

昨今は、凝った演出や後を引く複線、先の見えない展開等、そういった面白さを持つ作品が増えてきていると感じています。(もちろんそういったものだけではないですが…)

ですが、「もっとシンプルにアニメを楽しみたい!」と思ったら、この”装神少女まとい”はうってつけだと思います!

気になった方は是非、ご覧いただければと思います♪

 

■作品情報

作品名 装神少女まとい
媒体 アニメ(1クール全12話)
著者/脚本 原作・BOWI/監督・迫井政行/脚本・黒田洋介
出版/制作 WHITE FOX
公式サイト https://www.matoi-anime.com