“人が人を惹きつけるものとは?それは生き様である”『DRIFTERS(ドリフターズ)』

偉人達の生き様は。

魅せる。

それは人を惹きつける。

―そして、人の心に火をつける。

キャラクター達の圧倒的なカリスマ性。

息を呑むようなその言動に、心打たれない者はいるのだろうか。

“俺らは人ぞ。俺らは俺らの理で疾走る。”

© 平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会
画像:公式HPより引用

 

 

■こんな人にオススメ

★過去の偉人が活躍する物語が好きな方
★普段はコミカルなキャラクター達が本気を出すとカッコよすぎ!!、が好きな方
★グロテスクな表現が好きな方(規制が入るほどではありませんが、少しだけご留意ください)
★戦術や戦略など、そういった戦闘シーンが好きな方

※本紹介記事では、主に【アニメ版】についての紹介をしております。

 

■推しどころ!

★ギャグと戦闘シーンのメリハリ、そしてキャラクターの魅力★

本作では、

ドリフターズ(漂流者):異世界に召喚された大昔の偉人達
エンズ(廃棄物):ドリフターズ同様に異世界へ召喚されているが、世界を憎み世界の破滅を望む偉人達

この二つの勢力が戦い合う異世界バトルものです。

戦闘の描写はかなり残忍で、よく首が吹っ飛びます。苦笑
血も、「ブシャーー!!」、と出たりします。苦笑苦笑
主人公は作中で、その口癖から“妖怪首おいてけ”と呼ばれたりします♪笑

そんな本作ですが、この戦闘パートとギャグパートのギャップが非常に絶妙です。

普段は、どちらかといえばふざけまくっています。
あの織田信長が、「おっす! オラ第六天魔王!」とか言ってきたりします♪

とにかくキャラクター同士の掛け合いがコミカルで、ギャグマンガなのではと思ってしまうほど。

しかし、いざ戦闘シーンやシリアスシーンに入ると一変。

先ほどまで面白可笑しく会話をしていたキャラクター達が超絶カッコイイ!!!

演出も先に述べたように一気にグロテスクなものに変貌します。

ここまでのギャップは、他の作品ではなかなか味わえない感覚だと思います。

そして、このギャップがあるからこそなのか、序盤から一気に作品の世界へ引き込まれます。

ここまでが、一つ目の推しどころ!です。

二つ目に挙げる推しどころ!は
主人公側である“ドリフターズ”が、どうやって“エンズ”の軍勢に立ち向かっていくのか、という部分です。

上記の“ドリフターズ”は基本的に異能の力を持っていたりはしません。ただの人間です。
(もちろん例外はいますが、その力は召喚される前から使える力です)

“エンズ”側の人間は世界を恨み、世界の破滅を願う偉人達の勢力ですが、こちらの偉人は、個々の逸話に基づいた異能を持っています。
さらに、この“エンズ”達は“国王”という、謎の人物に率いられた軍(亜人などの人間と対立する種族を含む)を形成しています。

また、この異世界の文明レベルは高くなく、国はあれど人間が亜人を隷属させ、領地で耕作等をさせるような状態です。
武器にしても、剣や槍、弓などが主な武器となっています。

とてもじゃありませんが“エンズ”の軍勢には歯が立たないでしょう。

この対立図の中、主人公達がどう行動していくのか。

端的に言えば、リアリティのある方法で対抗していこうとします。

当然ですよね。
彼らは何か異能を持っているわけではないし、この異世界で権力や軍を持っているわけではない。

だから堅実で、しかし異世界の住人からすれば発想もできない方法を取っていきます。
しかし、それは偉人が偉人たらしめる方法と言えるでしょう。

あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、少しだけ触れると…

ドリフターズの一人である織田信長は、敵に対して所謂『兵法』を用いて戦います。
その手腕はとても見事で、ついキャラクターに魅せられてしまいます。

また、主人公の島津豊久も刀一本で、とても人間とは思えないほどの戦闘をこなします。
戦闘狂とも思えるその所業ですが、そこには己の信念があり武士道があります。

人を惹きつける、そんな偉人達の活躍を是非、作品を通して感じていただきたいです♪

 

■作品紹介

<あらすじ>

時は戦国、関ケ原の戦い。

西軍が敗走し退いていく中、戦の中を駆ける赤い鎧の男。

薩摩の将、島津豊久。

叔父である義弘が逃げる時間を稼ぐため、少しばかりの兵を率い敵軍勢と対峙する。

深手を負いながらも敵将を退けた豊久は、義弘を追い、故郷の薩摩へと向かう。

足取りも重いまま、森の中を進む豊久。

しかし、次の瞬間、豊久は森の中ではなく、真っ白な廊下にいた。

左右にいくつもの扉が並ぶ不思議な廊下。

そんな廊下の先に、眼鏡をかけた初老の男性が待ち構えていた。

その男は、何かの受付のような体裁で、椅子に座りたばこをふかしながら豊久をまっすぐ見つめる。

男は業務的な声で告げる。

「次」

豊久は、「何事か」「ここはどこか」と問うが、男は答えずじっと豊久を見つめる。

男はおもむろに、手元の書類へ何かを書き始めた。

すると突然、廊下にある扉へ豊久がずぶずぶと引き込まれていく。

扉の先は山中で、そのまま気を失う豊久。

そして。

次に目を覚ました時。

そこには見知らぬ世界と。

自分達を“織田信長”“那須野与一”と名乗る二人の人間がいた。


<シンプルな構図>
異世界ものという物語はその性質上、冒頭ではその世界の仕組みなどで分かりにくい部分が存在するのが常です。
本作『DRIFTERS』もそれにもれず、序盤は異世界での構図や用語などを、読者側で理解していく必要があります。

ですが、それを込みにしても、他の作品よりもとっつきが良いと言えると思います。

なぜか。

それは、主人公達が置かれている状況がシンプルで分かりやすいためです。

この世界を救うために召喚された偉人達(ドリフターズ)
そして、敵対するのは同じく召喚された偉人達(エンズ)

推しどころ!でも紹介した通り、基本的な構図はこれだけです。

そして、作中で主人公たちは様々な行動をとっていきますが、その目的や本質はここに集約されていますので、物語の流れ自体はとてもシンプルだと言えます。

もちろん、廊下で出会った男が何者なのか、何故この世界に送り込まれたかなど、
今の状態では全く分からない謎も存在しますが、そこは今後の明らかになっていく部分でしょう。

そういった謎を視聴者として考察するのも非常に楽しいと思います♪


<魅せられる展開とキャラクターのカリスマ性>
では、そんなシンプルな構図ならば作品としての面白みはどうなのか、と問われれば…

「めっちゃ面白い!!!と言わざるを得ないのが本作『ドリフターズ』です。笑

戦闘シーンの迫力、キャラクター達の掛け合い、もちろん気の抜けたギャグパート
すべてのシーンでそれぞれの魅力がたくさん詰まっています。

シンプルだからこそ、強調されている部分がはっきりと伝わって、より視聴者の心を掴むのだと感じます。

特にキャラクター達のやり取りなどは印象的で、自分がそのキャラクターにどんどん惹かれていくのがわかります。

きっとこういうのを“カリスマ性”と言うのでしょう…

 

■メディア情報

本作は、漫画『DRIFTERS』(著:平野耕太)が原作となっていて、本記事執筆時で6巻まで出版されています。
作者の平野耕太さんは、『HELLSING』などで非常に有名な漫画家さんです。

独特な絵柄で存在感のあるキャラクター達が描かれており、アニメが気に入った方ならドはまりできると思います♪笑
気になった方は是非、原作もチェックしていただきたい!

 

■最後に

異世界ものがはびこる昨今のサブカル事情。
その中でも、本作『DRIFTERS』は間違いなく他作品とは一線を画しています。

キャラクター達の圧倒的なカリスマ性。
物語の展開や、戦闘シーンの演出に息を呑むことも茶飯事。

一度観れば、なかなか忘れることのできない衝撃を与えてくれる作品だと思います。
(僕はすでに3回は観直しています笑)

人を魅せ、人を惹きつける。

そんな本作を是非体感してみてください♪

 

■作品情報

作品名 DRIFTERS(ドリフターズ)
媒体 漫画(執筆時既刊6巻)・アニメ(1クール全12話)
著者/脚本 漫画:原作・平野耕太
      アニメ:監督・鈴木健一/脚本・倉田英之・黒田洋介
出版/制作 漫画:少年画報社
      アニメ:HOODS DRIFTERS STUDIO
公式サイト https://www.nbcuni.co.jp/rondorobe/anime/drifters/