“推しキャラ戦争勃発!?”
『五等分の花嫁』

 

あなたなら、“五つ子”の中から、誰を選びますか?

長女が好きだと言えば、「ふーん」と言われ、
次女が好きだと言えば、「なるほど」と言われ、
三女が好きだと言えば、「まぁ」と言われ、
四女が好きだと言えば、「へぇ」と言われ、
五女が好きだと言えば、「パン食うか?」と言われる…

そして始まるのは、読者たちの殴りあい、蹴落としあい…
その輪は広がり、ついに仲の良い友人たちの間でも、仲違いや戦争が起こるのでした…

とまぁ、半分くらい冗談ですが、読んだ方なら近しい経験をするでしょう♪笑

“五つ子”という要素と漫画だからできる演出も盛りだくさん!

何より、可愛い五つ子ちゃん達が愛おしく、きっとあなたを虜にするでしょう。

さぁ!
『五等分の花嫁』で、あなたも“五つ子”談義に花を咲かせませんか?

©春場ねぎ・講談社
画像:講談社コミックプラスより引用

 

 

■こんな人にオススメ

★最後まで結果がわからないラブコメを見たい方
★可愛いヒロインがミタイ方
★姉妹の愛を感じたい方
★五つ子独特のちょっと変わった展開がミタイ方
★叙述トリックのような演出が好きな方
★友人達と推しヒロイン談義を楽しみたい方

※本紹介記事では、主に【漫画版】についての紹介をしております。

 

■推しどころ!

★五つ子というおもしろ要素★

姉妹をヒロインとしたラブコメは数多とあるでしょう。
何なら、5人どころではない人数の姉妹が登場する作品もあるでしょう。

しかし、本作『五等分の花嫁』はそれらの中でも、そのファクターを最大限生かしている作品です!

この5人は五つ子であるため、容姿については、顔やスタイルなども完全に一緒。
違いは髪型や髪色など、あえて変えている部分のみです。
その部分についても、その気になれば一切合切無視できます。

作中では、五つ子同士で入れ替わり、主人公や読者を混乱に貶めることが多々あります。

もちろん、これはこの子かな、と思うこともあっても、
漫画のモノクロ描写では、誰が誰であるという判然とした根拠にはなりません。

それを生かした叙述トリックのような演出が、この『五等分の花嫁』を面白くしている要素の一つです。

例えば。

本作第01巻の冒頭で、主人公と五つ子の誰かの結婚式の様子が描写されます。
つまり、間違いなくこの中の誰かと結ばれる運命が確定しているのです。

ですが、顔が映るも、当然誰なのかはわかりません。
なにせ、全員同じ顔ですから。笑

この演出すら、他の作品にはなかなか真似できない演出でしょう。

また、物語の重要な演出等で、同様に未来からの回想のような描写が入ります。

しかし、結局誰と結ばれるのかがわかるような、そんな決定的な描写がありません…

「ん~~~~~~~!! もどかしい!!!!」
↑読者はこういう反応になること請け合いです。笑

ですが、こういった演出によって読者の妄想や考察をどんどん駆り立てます♪

また、さらに本作の推しどころ!を挙げるならば、“自分の好みがさらけ出せる”というところです♪

あなたはどんなヒロインが好きですか?

ツンデレヒロイン?
少し内気なヒロイン?
それとも、元気いっぱいなヒロイン?

本作では、五つ子達がそれぞれの個性を思う存分見せてくれます。

『五等分の花嫁』では、“五つ子”という全員が同じラインに立っていることで、それぞれに好みの優劣をつける際に、その人の好みが反映されやすいという寸法となっています!

自分がどういうタイプの子が好みなのか、という部分が如実に現れます。

そしてさらに、これによって友人同士などでヒロイン談義が加速します。笑

「俺はこの子が好き」「いや、俺はあの子が良い」
「いやいや、こっちでしょ」

こんな会話を何度聞いたことか…

「ただのラブコメでしょ?」と一蹴するには非常に惜しい作品です。

五つ子だからという悩みや、各ヒロインが抱える想い、そういったものにじっくりと目を向けて読んでいただきたい。
きっと、読んだ方の糧になるような言葉や演出にも出会えるはずです。

“ラブコメ”というジャンルだけで判断せず、色んな方に是非読んでいただきたい作品です♪

 

■作品紹介

<あらすじ>

テストでは常に満点。成績は学年で一番。
しかし、勉強に励むばかりで、クラスに友人もいないような主人公・上杉風太郎。

そんな彼のもとにある知らせが届く。
それは、ある女子生徒の家庭教師をしてもらいたいというもの。

しかも、給料は相場の5倍。

借金を抱え、貧乏な家庭環境を持つ風太郎。
小学生の妹にも、もっと楽な生活を送って欲しいとその誘いを受ける。

しかし、そんな家庭教師をする女子生徒に対し、それとは知らず無愛想な態度をとってしまいトラブルになってしまう。

彼女と仲直りをして、円満に家庭教師を全うせねばと奔走する風太郎。

あの手この手と彼女に近づこうとするが、そのたびに邪魔が入ったり、会話もできずあしらわれてしまう。

そして、いよいよストーカーまがいに彼女の後をつけ、何とか自分が家庭教師だと伝える風太郎。

「こんな人が…私たちの家庭教師だなんて」

「私たち?」

すると、そこに現れたのは。

先ほどまで、風太郎の邪魔をしていた4人の女子生徒。

そして、彼女は風太郎に告げる。

「私たち、五つ子の姉妹です」
 

<主人公の成長>
何故、主人公が学年で1番の成績になるような努力をしているのか。

それには当然理由があります。

ネタバレになるので詳細は省きますが、その理由があるからこそ、主人公は努力を続けていられました。

また、上記のことから、全くと言っていいほど恋愛に興味がありません。
鈍感というよりも、全くその気がありません。

主人公が持っていたのは、五つ子達の家庭教師を全うし卒業まで導くこと。
どちらかと言えば業務的な感情が主でしょう。

ですが、五つ子達と接していくことで、この主人公も成長をしていきます。

ただ単に恋愛感情を抱いていくということではありません。

“五つ子”を“五つ子”として接するのではなく、彼女達それぞれを一人の人間として接していくということです。

勉強がすべてで、人間関係を捨て去ってきた主人公にとって、これは大きな成長となります。

そして、そんな主人公は想うようになります。

業務的な感情ではなく、心から、彼女達を卒業へ導こうと。
その先の人生を、それぞれらしく送って欲しいと。

五つ子に出会う前の主人公では上記のような想いに至ることはなかったでしょう。

そんな変化があったからこそ。

そんな成長があったからこそ。

主人公は最後に、自分の気持ちを認め、自分にとってのヒロインを選ぶことができたのだと感じます♪
 

<可愛いヒロイン達>
さて、そろそろ可愛いヒロインの話をしましょう。笑

本作ではとにかく五つ子達が可愛くて仕方ありません。
それぞれ、違った個性があり、好みが分かれることは当然ですが、それでも全員可愛いのです!

長女“一花(いちか)”は大人びた、みんなのお姉さん的ポジション。
しかし、時折魅せる可愛らしい反応に、ギャップ萌えがヤバイです!

次女“二乃(にの)”は流行りが好きな今どき女子。
主人公には非常にツンツンした態度を取りますが、裏では姉妹のことを一番に想う優しい子です!

三女“三玖(みく)”は少しクールな印象を受ける女の子。
最初は自分に自信が持てない彼女ですが、内面では強い自分を持っており、他の姉妹とぶつかることもしばしば。

四女“四葉(よつば)”は元気いっぱいの明るい子。
頼まれごとは断れず、よく部活の助っ人に出向くなど、困っている人にはすぐに手を差し伸べるタイプ。

五女“五月(いつき)”は真面目なしっかり者。食べることが大好き。
そんな真面目な性格から、姉妹や家庭教師の事で、主人公とよく衝突をしてしまいます。

ざっくりとした紹介ですが、細かい部分は是非本編を読んで、実際に感じていただければ幸いです!

また、イラストについても非常に推せるものとなっています。
可愛いものから美しいと感じるものまで…

推しヒロインでなくても、「やられた…」と思うページがたくさんあります♪

そんな誘惑から、あなたは一人のヒロインを選ぶことができますか?

きっと自分が試されますよ。笑

 

■メディア情報

本作は全14巻で、すでに完結となっています。

また、2019年にはアニメ化もされています。
1クール全12話となっており、内容としては漫画の第04巻までとなっています。

そして、2021年の1月には第2期の放送が決定しています。

漫画だけでなく、動く五つ子ちゃん達をミタイ方は、こちらも是非チェックしてください♪

<補足>
個人的には漫画から読むことをオススメしたいと思います。
(もちろん、あくまで個人的な意見ですので、参考程度に聞いていただければと思います)

理由としては、「漫画のモノクロ描写が生きた描写・演出があること」です。

アニメではどうしても色がついてますので、やはりそういった部分の演出効果が半減してしまう気がします。

例えば、作中で入れ替わりをする五つ子は、それぞれの髪の毛の色も違ったりするので…
そういった部分が、どうしても気になってしまう方もいると思います。

なので、漫画を読んだ後の方が、アニメも比較的楽しんで観れるのかなと感じます。
というわけで、僕からは、漫画→アニメ、という流れをオススメしておきます♪

 

■最後に

界隈ではかなり盛り上がった『五等分の花嫁』でしたが、いかがでしたでしょうか?

今も昔も超一大ジャンルの“ラブコメ”ですが、それゆえに、そもそも苦手意識のある方もいるかもしれません。

ですが、「苦手意識がある分野の作品にも良いところはたくさんあるんだよ、だから読んでみて!」ということを意識して本記事を執筆しました。

本作で言えば、“ただただ恋愛模様を描いた作品ではないのだ”というところをメインに紹介してみました。

“主人公の成長”という単語もよくある“それっぽい言葉”ですから、「どういった部分で成長するんだよ」なども、できるだけネタバレにならないように書いたつもりです。

もちろん、「絵が好き!」「キャラクターが可愛い!」を理由に読んでもらえるのも大歓迎です♪笑
調べれば、イラスト等もたくさん出てくると思うので、そちらも是非実際に見てください!

入り口やきっかけは問いません!
少しでも気になった方は、是非本編を読んでみてください♪

その努力を否定したくない
全員平等もいいが
そこに至るまでを否定しちゃいけない

春場ねぎ・講談社『五等分の花嫁』 第04巻より

 

■作品情報

作品名 五等分の花嫁
媒体 漫画(全14巻)
著者/脚本 春場ねぎ
出版/制作 講談社
公式サイト (アニメ)https://www.tbs.co.jp/anime/5hanayome/1st/