“過去にめぐる物語は、解けて実り、そして未来へつながっていく”『グリザイアシリーズ』

『過ち』『罪』『罰』『死』

彼女たちは何を抱えているのか。
一体、何を孕んでいるのか。

そして。

そんな彼女たちは何を求め、何を望むのか。

キャラクターたちの人間性を問い、
語られるのは、その根幹となるそれぞれの過去。

濃厚なサスペンスとシリアスな展開は、観る人を惹きつけてやみません。

さっと入って長く楽しめる。

そんな作品をお求めの方は是非、
本作『グリザイアシリーズ』をオススメします♪

©Frontwing/Project GRISAIA
画像:公式HPより引用

 

 

■こんな人にオススメ

★シリアスな展開が好きな方
★サスペンスが好きな方
★キャラクターの過去など、掘り下げた物語が好きな方
★グロテスクな表現や狂人的な演出のある物語が好きな方
★お色気演出が好きな方
★ノベルゲームが好きな方(原作はゲームです)
★今後も作品を追いかけたい方(後継作が製作中です)

※本紹介記事では、主に【アニメ版】についての紹介をしております。

 

■推しどころ!

★キャラクターたちの特異性と濃厚サスペンス★

サスペンスというジャンルに相応しい、心がゾクゾクする物語と演出。

それが、本作『グリザイアシリーズ』の推しどころ!です♪

本作を観始めるとすぐに、登場するヒロインたちが、
何かを隠し、抱えて生きているのだと気づきます。

そんなヒロインたちの過去に何があったのか。
そして、それを知った主人公がヒロインたちを救っていく。

主な物語の運びはこんなところです。

「他のラブコメ・学園ものも同じでしょ?」

と思う方もいるかもしれませんが、度合いが桁違いです!笑

かなり重たい内容が待っているので覚悟してください。

人間的に嫌悪感を持つ展開や、胸くそな物語もあります。

内容もそうですが、演出的にも少しエグいものがあったり、
人が死んだり、気持ちが悪くなるような表現もあります。

こういったところは、さすが原作がR18なだけありますね。笑

しかし、そういった要素があるので、
サスペンスという意味合いで、非常に物語にのめり込めます。

次の展開や、一体何があったのかというドキワク。
そして、実際に起きる事柄に目が離せなくなります。

ですが、それを超えた先には。

ヒロインたちと主人公のイチャラブなラブコメが待っています♪

めでたしめでたし。

……ではなく。

「実は、一番壮絶な過去を抱えていたのは主人公でした!」

という、ついに来たぞ!、みたいな展開が待っています。笑

そして、視聴者としては、
「おぉ!まだこの作品を観ていられるのか!」と歓喜に陥ります。笑

※ネタバレっぽくはあるのですが、第01話からビンビンのフラグなので載せちゃいました(テヘッ

この主人公についての物語も非常に面白く、
主人公の人生や過去を辿ることで、そこにある人間性などがより濃く見えてきます。

というより、ヒロインたちのお話よりも、
こっちの主人公のお話の方がメインになるのでは、と言っても過言ではありません。

何故ヒロインたちを救おうと思ったのか。
そもそも、なぜこの学校にやってきたのか。
何を考え、何をもとに行動し、どこを目指しているのか。

そういった部分も明らかになっていきます。

それを受けてヒロインたちが何を感じて、
そして、主人公とどう付き合っていこうとするのか。

それが、この物語の結末への布石となります。

サスペンスが好き。
R18原作特有の表現の幅が好き。
キャラクターたちの想いや抱えているものを考察したい。

そんな方には特にオススメの作品となっています。

気になった方は是非、ご視聴してみてください♪

 

■作品紹介

<あらすじ>

とある警察署。

そこで取り調べを受けている制服姿の少年“風見雄二”

引っ越しのためこの街に来たという雄二だったが、
新居も決まっておらず、家族もいないという。

そんな身元不詳の少年に対し、激しく問い詰める警察官。

しかし。

なぜかすぐに釈放される雄二。

警察署の玄関で、先ほどの警察官とは別の男が雄二に弁解する。

「市ヶ谷の関係者なら言っていただかないと」

そのまま、その場を後にする雄二。

すると、彼を待っていたのか、一人の女性が声をかける。
大きな眼鏡が特徴的の、スーツ姿の小柄な女性だ。

彼らは車に乗り込み、どうやら一緒に目的地へ向かうようだ。

久しぶりだと会話をする二人。
取り調べの経緯などを話しながら、しばらくして車は目的地へ到着する。

『美浜学園』

そう名前の掲げられた場所は、
門はかなり大きく、囲われた白い塀も反り立つように高い。

女性は雄二に告げる。

「ここがあなたの希望した普通の学校よ」

そのまま学園長室で、学校についての説明を受ける雄二。
先ほどのまでの女性は、この学校の学園長だったようだ。

学生は雄二を入れて6人。
今後は学生寮で生活をすること。

そして、雄二の境遇を加味した場合の、“普通の学校”はここしかなかったのだと告げる。

それでも、それに納得し素直に受け入れる雄二。

明らかにどこか普通の少年ではないことを醸す、そんな彼は。

この“美浜学園”で5人のクラスメイトに出会い、そんな彼女たちと向き合うことになる。

それぞれが抱えた“闇”。

そして、許されることのない“罪”と“罰”。

だが。

雄二との出会いによって。

そんな彼女らの過去が動き出す。

そして。

雄二にとっても。

自分自身の“過去”と“未来”に、決着をつけることとなるのだった。
 

<過去と人間性>
過去の経験というのは、
現在の、その人の人間性を造る上で非常に重要なファクターです。

故に、本作のキャラクターたちの性格や性質を辿ると、
やはりその過去へとつながっていきます。

第01話から、そういった片鱗が見えますので、
それを受けて、実際にそのキャラクターが経験したことや、
抱えている問題を考えながら観ていくと、より本作を楽しめると思ます♪

また、実際に何があったのか、というのを観たときに、
視聴者であるあなたが何を感じ考えるのか、というのも非常に面白ポイントであります。

キャラクターに起こった事をトレースして、
実際に自分に起こった事ではないけれど、それに感情移入して追体験できる。

こんな時自分だったらどうなってしまうのだろう、というような感じです。

もしくは、そんな状況になったときに、
人間ってこんな感じになってしまうのか、というようなものが感じられると思います。

そういったところも考えながら視聴していただけると、
より一層作品を楽しめると思いますので、非常にオススメです♪
 

<作品の物足りなさ>
不穏な小題ですが…笑

ヒロインそれぞれの物語については、
アニメだけだと少し物足りない気分になってしまうと思います。

5人のヒロインに対して全13話しかないのですから、しようがない部分ではあります…

が!!!

この『グリザイアシリーズ』のすごいのは、
話数が足りていなくても、視聴後はおおむね好印象で終わるということです。

どういうことか。
それは、少ない話数、時間にも拘わらず、物語の持つ面白さが十分すぎる程伝わるからです!

この手の「話数足りないよな~…」という作品の中では、作品への引きずり込み方が圧倒的です!

アニメから本作を知った方でも、

「短めではあるけど、各キャラクターのお話は普通に面白いな」
「きっと原作はもっと物語を掘り下げていて、さらに面白いんだろうな」
「せっかくだし原作やってみようかな」

というような感想が出てくるはずです。

これが本作の、スゴイ!と言わざるを得ない部分です

そして、それだけ人を惹きつける魅力を持った作品なんだというのが、否が応でも実感できます。
 

<タイトルの種類について>
本作『グリザイアシリーズ』はタイトルがいくつかあります。

「どれから観たらいいの?」
と、迷ってしまうと思いますので、観る順番等を記載しておきます。

『グリザイアの果実』(1クール全13話)

『グリザイアの迷宮』(約50分の単発アニメ)

『グリザイアの楽園』(1クール全10話)

ここまでが、本記事でご紹介している範囲です。
観る順番もこの順番で問題ありません。

そして、後継シリーズとして、
『グリザイア ファントムトリガー』があります。

こちらは、同じ作品世界ではありますが、
時系列としては、前作のさらに後のお話になります。

ストーリー、および主要キャラクターたちも完全に別となっています。

また、現在もアニメ化が進んでおり、
執筆時(2021年01月時点)で、第03作目まで公開されています。

この『ファントムトリガー』も非常にオススメです!
是非視聴してみてください♪

 

■メディア情報

『グリザイアシリーズ』の原作は、同名のノベルゲームとなっています。

R18版以外にも、全年齢版として各種プラットフォームで発売されていますので、
気になる方は是非、チェックしてみてください♪

また、2020年にスマホゲームとして、
『グリザイア クロノスリベリオン』も配信がスタートしております。

こちらは、『グリザイア ファントムトリガー』と同じ時間軸の物語であり、
ゲーム用の新キャラクターをメインとしたシナリオが展開されております。

しかも!

クロスオーバー作品ということで、
過去の『グリザイアシリーズ』のキャラクターたちも登場しちゃったりします!

スマホゲームということで苦手な方もいるかもしれませんが、
シナリオを読むためであれば、そこまで頑張らなくても大丈夫なゲームです。

課金等も必要ありませんし、何時間も張り付く必要もありません。
実際に僕もやっていますが、すでにシナリオの更新待ちをしております。笑

こちらも気になる方はチェックしてみてください♪

 

■最後に

ちょっとエッチです。

え?何を言ってるのかって?

いやまぁ、あまり触れませんでしたが、
原作がR18ということで、そういった演出も少しあります、ということです。

パンチラや謎の光もそれなりに出てきますし。

そういうのが好きな方も、この際それをきっかけにして観ちゃってください!笑

それくらいには、手放しでオススメできる作品の一つかなと感じています。

R18作品というと、ちょっと抵抗がある方もいるかもしれませんが、
R18だからできる演出や表現もあるということは伝えておきたいです。

生々しくて、より人間的な表現。
エロティックな要素もその一つですし、グロテスクな要素もそうです。

色々な理由から、一般向けの作品では取り扱いが難しいテーマを扱うものもあったりします。

ですが、そういった作品ほど、どこか自分に訴えかけてくるものが感じられたりするのです。

是非、そういった世界にも目を向けて欲しいなと思ったりもする今日この頃。

そして、本作『グリザイアシリーズ』が、
そんな入り口の一つになって欲しいなという希望を綴って、本紹介記事を締めたいと思います♪

追伸
そういった作品の紹介も書いてみたいと思いますので、
気になる方はお待ちいただければと思います♪

 

■作品情報

記載は原作ゲーム、およびアニメ『グリザイアの果実・迷宮・楽園』の内容の記載となっております。

作品名 グリザイアの果実・迷宮・楽園
媒体 ゲーム、アニメ
著者/脚本 ゲーム:プロデューサー・山川竜一郎
          シナリオ・木緒なち、藤崎竜太、桑島由一、かづや、鳴海瑛二
      アニメ:監督・天衝/脚本・倉田英之、高橋龍也
出版/制作 ゲーム:フロントウイング
      アニメ:エイトビット
公式サイト ゲーム:http://frontwing.jp/product/grisaia/
      アニメ:https://www.grisaia-anime.com/kajitsu/