“どん底から這い上がる、なろう系作品の金字塔”『盾の勇者の成り上がり』

イライラするーー!!!

そんな感情が、湧いてくる湧いてくる。

主人公をないがしろにするキャラクターたち。

蔑み、貶め、辱める…

そして、主人公の怒りや悔しさが、視聴者までも巻き込んでいく。

無意識にキャラと一緒にやるせなさを感じる。
ついつい、一緒に頭にきてしまう。

そんな風にして。

気づけば作品の中にいる、それが本作『盾の勇者の成り上がり』!

イライラ・ムカムカな要素は超超超超ありますが、
辛い食べ物を食べるように、なぜかそれが良いスパイスとなる、そんな作品です♪

©アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会
画像:公式Twitterより引用

 

 

■こんな人にオススメ

★異世界ものが好きな方
★なろう系が好きな方
★強い系の主人公が好きな方
★↑を観たいけど、少し苦手意識のある方(入りやすいです)
★むしゃくしゃしたい方
★イライラしたい方
★復讐のようにやり返す展開が好きな方
★「プギャー」と言ってやりたい方
 
※本紹介記事では、主に【アニメ版】についての紹介をしております。

 

■推しどころ!

★胸くそ展開からの主人公復活劇★

とにかくイライラします。
そりゃあもう、腹立たしくて仕方ないです。笑

「作品の出来に」というわけではなく、
主人公を罠に嵌め、貶め、ないがしろに扱う作中のキャラクターたちにです。

そりゃもう、主人公に対する扱いなどが不愉快極まりないです。

「はぁ?何言ってんだコイツ!?」
みたいな場面が、ホント数えきれないほどにありまして…

しかし、そんな扱いを受けている主人公が、
その悔しさや怒りを糧として、勇者として強くなっていきます。

そして、自分を嵌めた連中を見返していくことになります。
まさに「プギャー」という感じです。

この展開が何より面白い本作の推しどころ!です♪

とは言え、この主人公は別に復讐をしたいわけではありません。

この世界に呼ばれた理由である、災厄を退けること。
そして、もう二度と自分のものを他人に奪わせないということを信念にしています。

こういった信念があるからこそ、
視聴者としても、主人公を応援したくなりますし、
主人公を信頼し同行しているキャラたちにも、思い入れが強くなっていきます。

そして!

異世界ものの特徴である、世界に慣れ、生活していくというポイント。

ここもしっかり楽しめるのが、もう一つ本作の推しどころ!となっています。

上記のように、もはや迫害という扱いを受ける主人公ですが、
そんな彼もこの異世界で生活をしていかなければなりません。

そして、来たる災厄を退けるために、自分自身も強くなっていかなければなりません。

そのため、彼とその仲間たちは、
行商をしながら各地を旅して、そこで起こる問題を解決したり、
それによって自分たちの経験を積んでいくことになります。

そんな光景は、キャラクターたちの掛け合いによるのか、
どこか穏やかでずっと観ていたくなるような感覚になります。

もちろん、シリアスな展開もあったりするので、
そういったメリハリがあって観ていて非常に飽きないなという印象です。

とにかく、視聴者の感情を煽ってくるのが非常に上手な作品だと思います。

特にイライラのような憤りは、ホントに髪をかきむしりたくなる程です。笑

もちろんそれ以外にも、仲間を大切に思うキャラクターの気持ちなど、
そういったものも作品を観ているとしっかりと伝わってきます。

そんな感情を持たせてくれるからこそ、
それに立ち向かう主人公たちや物語に入り込んでいけるのでしょう。

なろう系や異世界もの、主人公強い系などが苦手な方も、
本作であればすんなり観ていけると思います♪

それは、きちんとキャラクターたちの内面が表現され、
また、その心にきちんと共感していけるからだと思います。

気になった方は是非、視聴してみてください♪

 

■作品紹介

<あらすじ>
大学2年で、人より多少ヲタクな主人公“岩谷尚文(いわたに なおふみ)”。

ヲタクライフを満喫していた彼は、ある日図書館で変わった本を見つける。

『四聖武器書』

そう書かれた本は、どこかライトノベルのような内容で、
興味をそそられた尚文は、その本をパラパラとめくっていく。

“終末の災厄をもたらす波”から世界を救うため、
異世界から四人の勇者が召喚され、その災厄に立ち向かっていく。

そして、四人の勇者はそれぞれ、
“剣” “槍” “弓” “盾” を武器としていた。

さらにページを進める尚文。

造りとしては、各勇者についての物語が順々に描かれているようで、
進めるうちに、ついに“盾の勇者”の部分に差し掛かった。

しかし。

白紙。

そう、白紙だったのだ。

“盾の勇者”の部分には何も書かれていない。

不思議に思う尚文だったが、突然本が光出す。

すると、図書館にいたはずの尚文は、全く見覚えのない場所にいた。

周りにはローブ姿の一団がおり、
足元には魔法陣のようなものが描かれていた。

驚く尚文だったが、そんな彼に向けて、ローブ姿の一人が乞う。

「勇者様!どうかこの世界をお救いください!」

説明を聞いていると、
どうやら、先ほどまで読んでいた『四聖武器書』の世界へ入り込んでしまったようだ。

しかし。

勇者とし大活躍し、異世界生活を満喫する。

なんてことは決して訪れない。

尚文を待っていたのは、底なしの怒りと屈辱だった。
 

<主人公を信頼する仲間たち>
どうしても、イライラするようなポイントが多いので、
それにスコープした紹介が多くなってしまっていますが…

主人公たちパーティや仲間との関係性は、
むしろその真逆をいくものとなっています。

主人公を信頼し、ついてきてくれる仲間。
主人公に協力するべく、手を貸してくれる町の人々。

そういった部分は、この作品における癒し、もとい休憩ポイントです♪笑

特に、一緒に旅をすることになる、
“ラフタリア”“フィーロ”“メルティ”。

彼女らとのやり取りは、作中のイライラを解消してくれます。

それこそ、彼女らがいなければ、
主人公も視聴者も、きっと途中で投げ出してしまうでしょう。

キャラクターに対し不快な感情を抱くことの多い本作ですが、
そんな風に、観続けるための要素や展開もあります。

なので、「イライラするなら観ない!」と、
一蹴してしまわないように、どうかお願いします。笑
 

<戦闘シーンの面白さ>
戦闘シーンについても非常に面白いです。

召喚された勇者は4人。

それぞれ“剣の勇者” “槍の勇者” “弓の勇者”。

そして、主人公は“盾の勇者”となります。

主人公以外の勇者は、最初から“盾”は役に立たないと言います。

何故か。

それは、勇者が自分の武器種の武器しか扱えないことにあります。

つまり、主人公は剣や槍や弓を使うことができません。
武器を握ろうとすると、何かの力ではじかれ持つことすらできません。

そんな状態では、他の勇者から戦力外通知を食らうのも致し方なし…

ですが!

そんな、防御に特化した主人公は、
獲得する技やスキルをうまく利用していきます。

また、敵に対する対応なども的確で、
こういった描写はどちらかと言えば「主人公が強い系」の要素を孕んでいる感じですね。

とは言え、無傷で勝利したりすることはないですし、リスクがないわけではないので、
「主人公最強」のようなジャンルの作品ほど圧倒的ではありません。

他の勇者たちも主人公を厄介者扱いしている側の人間であり、
それに対しての、反骨的な描写となっていることも起因して、より強くそういう風に見えるのだと感じます。

後は、単純に戦闘中の演出も良いです。

ネタバレになりそうなので伏せておきますが、
戦闘や扱うスキルによっては、かな~りカッコよく描かれています♪

視聴の際は、是非そういったところも目を向けてみてください!

 

■メディア情報

本作は『小説家になろう』にて掲載されている同名の小説が原作です。

WEB版と言われる、上記サイトに掲載されている物語については完結済みとなっています。

また、加筆・修正を加えた書籍版も発売されております。

その他、漫画版など、いくつか媒体がありますので、気になる方は是非チェックしてみてください♪

アニメについては、第02期が2021年に放送予定となっています。

そしてなんと!
すでに第03期の製作も決定しております!

作品が気に入った方は、見逃さないように気を付けましょう!

 

■最後に

『盾の勇者の成り上がり』の紹介でしたが、いかがだったでしょうか。

所謂なろう系であり、異世界ものであり、俺強い系である本作ですが…

「異世界に来てみたら、主人公が強すぎて気分がスカッとする」

というだけではないんだよ、というのが伝わっていれば嬉しいです。

ただ、観ている間は、かなりの時間イライラしていると思います!笑

しかし、そうやって視聴者の感情を起こさせるというのは、
やはり、作品としての表現や演出は素晴らしいのだと実感できます。

実は、僕は本作に出会うまで、
あまりこういったジャンルの作品は観てきませんでした。

どうしても、どの作品も同じに見えてしまって…

そんな時、友人から勧めされたのが本作でした。

「面白かったよ。他のよりも観れるはずだから観てみ」
と言われ、正直、半信半疑で観始めたのですが…

気付けば一気見していた、というのがお恥ずかしい限りです♪笑

やはり偏見はよくありませんね…

そんな本作『盾の勇者の成り上がり』!

このジャンルが好きな人はもちろん、そうではない方にもオススメできる作品です!

是非視聴して、主人公と一緒にイライラしましょう♪笑

 

■作品情報

作品名 盾の勇者の成り上がり
媒体 WEB小説・アニメ
著者/監督 WEB小説:アネコユサギ
      アニメ:監督・阿保孝雄/シリーズ構成・小柳啓伍
出版/制作 WEB小説:小説家になろう
      アニメ:キネマシトラス
公式サイト http://shieldhero-anime.jp/1st/