【コラム】ショートアニメを語ってみる②

みなさん、こんにちは。
管理人のNatsuku(ナツク)です。

 

ショートアニメについて語ってみる②、でございます。

コメントも頂きまして、身も引き締まる思いですが…
まぁ気楽に書いていこうと思います!笑

ただコメントの感じをみていると、
オススメの作品を少しまとめるのもイイかなぁとも思いました。

そこまではやるかは迷っていたんですが…
(多分数は挙げられないと思っているので…)

しかし、そういう需要はあると思ますし、
それが視聴のきっかけになるのであれば万々歳ですしね♪

どう取り上げまとめるかは考え中ですので、
とりあえず目次通り、語りながらまとめたいことを書いていきたいと思います♪


 
さて、コラムを読む前の注意点です。

・あくまで個人の意見であること
・至らない考えが含まれていること
・作品を貶す意図や優劣をつける意図はないこと

以上、ご理解いただけると幸いです。

では早速、綴っていきたいと思います。

 

 

【目次・パート】 ※予定です。変更になる可能性があります。
1.ショートアニメとは
2.ショートアニメの利点・欠点
3.ショートアニメの価値と今後の位置づけ

今回は、2.ショートアニメの利点・欠点とは(欠点・短所編)、について語っていきます。

 

2.ショートアニメの利点・欠点(欠点・短所編)

今回は、あくまでサブカル系(大きいお友達がよく観てる作品)に絞ります。

子供向けの作品も面白いものがたくさんあるとは思いますが、
そこを掘り下げ始めると例外ばかり出てしまうので、今回は省きます。

 

さて、まずは欠点・短所から考えていきましょう。
というのも、これは「1.ショートアニメとは」で少し触れた内容が絡んでいるからです。

【欠点】
外面的な部分
・軽く扱われがち、ビックタイトルになりにくい
内面的な部分
・向き不向きなジャンルがある
・制作者の器量が現れる


まずはこんなところでしょうか。
他にもありそうですが、そこはまた勉強という事で…

この中だとビックタイトルになりにくい、というのは結構顕著かなと思います。

ショートアニメのビックタイトルと言われて思いつく作品はありますか?

…僕はあまり思い浮かびません。
鬼滅やエヴァ等々、そのレベルの作品は間違いなく無いと思います。

では、サブカル好きの中でのビックタイトルというと…
長く続いた、という意味では

『てーきゅう』(第09期+スピンオフ2作)
『ヘタリア』(第07期)

この辺がとんでもない感じですね。笑

でもやはり尺の短さや製作される内容、持たれているイメージ等々から
どうしても、先の作品にならぶような一大コンテンツになるのは難しいのかなと考えます。

 
©ルーツ / Piyo / アース・スター エンターテイメント / 亀井戸高校テニス部
©2008 日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/ヘタリア製作委員会
画像:dアニメストアより引用

 

次に内面的な部分。
こちらがかなり重要だと思っています。

ビックタイトルうんぬんは、現在のショートアニメのスタイルだと限界があります。
これはもうしょうがないです、しばらくは。

 

まずジャンルについて。

「1.ショートアニメとは」で少し触れましたが、
長尺のアニメと同じように、ショートアニメも色んなジャンルを扱えます。

ですが。
決定的に扱いにくいジャンルがあるのも事実です。

それは“シリアス”や“サスペンス”

何かを探ったり、徐々に明かされていく展開がある作品です。

本来テンポが良くなるはずのショートアニメですが、
こういったジャンルについては、扱いを間違えると間延びした展開になりやすいです。

「区切りばかりで、いつまでも答えが先延ばし…」
「どこまで引っ張られるんだ…」

答えや状況の解決等を先延ばしに扱う程、こういった不満が出てしまいます。

そういった理由や意識があるからか、実際ショートアニメの中で上記のジャンルの作品は少ないです。

 

ですが、全く扱えないわけではありません。

内容を詰めたり話数を減らしたり、10分15分とショートの中での長尺を選ぶ。
そういった調整をすることで十分可能です。あくまで向き不向きの話ですから。

さらに言えば、
例えば日常系で、1話2話そういうお話が挟まるくらいなら全然大丈夫です。

“シチュエーションシリアス”、とでもいうのでしょうか。
これは、引き伸ばしすぎないというのを条件に、むしろ好印象に捉えられたりします。

『宇宙パトロールルル子』
『ぬるぺた』等々

 
©TRIGGER・今石洋之/宇宙パトロールルル子製作委員会☆彡
©TOKYOTOON/シンエイ動画
画像:dアニメストアより引用

 

そして、もう一つの欠点。
いや、これは利点・長所でもあるのですが…

内容の密度の関係上、作り手の力量が反映されやすいです。
また長尺の作品よりも、ジャンルごとで、極端にパターンが決まってしまいやすいです。

これもかなり顕著だと思います。

ただでさえ短い時間の中で、

・望む展開のために、情報の取捨選択を的確に行い
・それぞれにかける尺の割合を測り
・演出も含め、どんな画にするのか決める
・間延びさせない塩梅で十分な情報を与え、見せたい結末を迎えさせる

 

同じクール数、話数でも20~30分の作品なら、ショートアニメに比べある程度の融通が利きます。
(もちろんこれだって一筋縄ではいかないと思いますが、尺という縛りは大きい…)

映画であれば必ず通しで見せるので、その中で起承転結のバランスを整え、
物語を観やすい形で運ぶことができます。

 

しかし。

ショートアニメは必ず、尺で細かくぶつ切りにされながら、
それでも、全体を通して作品を作品として完成させなければいけません

各話のつなぎ、全体のバランス、トータルでの作品感。
もちろん、お話の面白さ・魅力をどのように見せていくのかも重要。

だからこそ、他の形態のアニメに比べ、
作品についてどこまで煮詰め、作り込まれているのかが露見しやすいのです。

コメディやギャグのようなジャンルでは
台詞のテンポ感やオチへの流れ、キャラや場面の移り変わり等々。

テーマを持ち、何かを伝えることを主とした作品では、
どの情報をいつ出し、本筋への布石やテーマへの意見をどうやって出していくのか等々。

こういったことがしっかりできているショートアニメは、
非常に観やすく、そして視聴後の印象も良いものだと思います。

長尺の作品に比べても、非常に評価が高くなる作品となるでしょう。

逆に不十分だと、ボリューム不足を感じさせたり、
ダラダラ代わり映えのない内容になってしまったりしてしまうわけです。

視聴者に「ショートアニメだからこんなもん」と妥協させてしまった日には…

なのでこの点は欠点であり、
そして、しっかり生かせれば利点にもなるということなのです。

※これについては扱うジャンルによって難易度が変わります。そこは利点のお話をするときに。

 

さらに、基本的には成功した形を参考にしていくので、尺の短さも相まって、
作品個々の内容にかかわらずパターン化しやすいというのも欠点です。

人気のある作品はたくさんありますが、
その中で特出する作品は?、と言われると少し悩んでしまいます。

あれも良いし、これも良い…
なんとなくみたことあるような…

結果的に、同じ作品の名前がグルグルしてくる…
ショートアニメでは特に、こういった感覚に陥ることがあります。

長尺の作品に比べると、作品の色を出すのも大変だという事です。

作り込んだ設定や推したいシーンも
尺が短ければ十分な時間を割けないわけですから。

これも先に述べた、ビックタイトルになりにくい要因の1つなのでしょう。

 

今回のパートをまとめます。

【欠点】
・一大コンテンツになりにくい
 ⇒現時点の世間観だと、これはしょうがない
・制作側の作品全体の展望や理解が内容に出やすい
 ⇒ボリューム不足や間延びの原因
 ⇒難しさ故に、成功例を元にすることで特出した作品にしにくい

とりあえずこんなところでしょうか。

 

推したいコンテンツについて欠点から書いたので、
少し印象が悪くなっているかもしれないですね…笑

ですが、良いところも悪いところも客観的に見ていかなければ、
物事の本質というのは見えてこないというものです。

それに、今あげた欠点ですが…
そのままショートアニメのポテンシャルであることにお気付きですか?

というわけで次回は、ショートアニメの利点・長所について考えていきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

またね♪

 

↓続きはコチラ

【コラム】ショートアニメを語ってみる③

↓前回はコチラ

【コラム】ショートアニメを語ってみる①